寒い日もお腹ぽかぽか。冷えない体質をゲット!

 

気温が下がり、風邪をひきやすい季節が近づいてきました。健康を守るために早めに予防策をとりたいところ。適度な運動をしている人は風邪を引きにくいと言います。筋力をつけて、体から熱が発生するようにしましょう。ブレイン体操の「エビ丹田たたき」を行うと、お腹に熱が集まります。腸が温かくなり免疫力アップにつながります。

 

■冷えは万病のもと
寒くなると冷えに悩む人が増えます。冷えは「万病のもと」といわれ、免疫力に深く関係しています。

免疫や代謝を担う酵素は、体の中の温度が37~38度で活発に働くといわれます。1度下がるだけで働きが半減するものもあります。免疫力も体温が1度下がることで3割減少すると言われます。元気でいるためには、望ましい平熱は36度台後半。せめて36度台の体温がほしいところです。

 

■筋肉をつけよう
冷えを改善するための対策の一つは「熱をつくり出しやすい体質にする」こと。そのためには、筋肉を強くするような運動が効果的です。熱生産の60%を担うのは筋肉だからです。

筋力トレーニングなど、軽くてもいいので運動を続けることが望ましいです。筋肉を動かすことで、血流量も増えます。女性は男性よりも筋肉が少ないことが、冷えが多い原因の一つとされます。

 

■腸がポイント
もう一つのポイントはお腹です。免疫をつかさどる末梢リンパ球の60~70%が腸管に集まっているといいます。腸管は人体最大の免疫臓器であり生体防御の要塞です。また、腸内にある無数の細菌は、外から入る菌が悪さをするのを防いでくれます。

 

■現代のストレス

そもそも現代人は冷えやすい体質になっています。いつも時間に追われ、ストレスも非常に多い状態。

ストレスで交感神経が緊張し心臓の動きが速くなっていると、血管が収縮したまま戻りにくくな

り、血の巡りが悪くなり冷えにつながるといわれます。冷えた状態が続くと、風邪だけでなく、便秘や肌荒れなどの不調を招きやすくなります。

 

エビ丹田たたきで、お腹から全身をぽかぽかにしましょう。

 

 

 

今月のおすすめ地球市民1分運動

「エビ丹田たたき」

 

<やり方>

1、足を伸ばして座り、両手を丹田の上に置きます。

2、両足を床から10センチくらい上げ、背中を30度くらい後ろに倒します。

3、足をそろえて姿勢をキープしたまま、両手はこぶしを握り、丹田をたたきます。