レイクパウエルと環境問題

■グランドサークルの中心
多くの日本人観光客を感動させてきた観光スポット、グランドサークル(米国)。最大標高差1700メートルの切り立った岩山がまるで屏風のように並ぶザイオン国立公園や、生け花の剣山を置いたような無数の岩の尖塔群が連なるブライスキャニオン国立公園、20億年の歳月が生み出した景観、グランドキャニオン国立公園をはじめとしたアメリカ西部の大自然が満喫できるエリアです。

そのグランドサークルの中心点となるのが、「レイクパウエル(パウエル湖)」です。ユタ州とアリゾナ州の境に位置しています。レイクパウエルから半径約230キロメートルの円弧を描いた内側に、国立公園が広がっています。

 

   

 

■コロラド川から造られた人工湖
レイクパウエルはコロラド川から造られた人工湖です。澄んだエメラルドグリーンの湖水。湖を囲む岩石の美しさ。オレンジ色やピンク色のサンドストーンで出来た不思議な景観が、世界中の人たちを魅了してきました。

近くにある「レインボーブリッジ」は、世界最大級の自然の橋とされ、最大の見どころの一つ。アメリカ先住民のナバホ族にとっても、雲と虹と雨の形成を司る神の象徴として神聖視されてきました。

 

■水位低下で危機的な状況に
このレイクパウエルが、危機的な状況に陥っています。コロラド川周辺では旱魃(かんばつ)が20年以上続き、水位が史上最低のレベルに下がってしまいました。

アリゾナ、ネバダ、ニューメキシコ、南カリフォルニアは、パウエル湖の水に頼っています。水不足になると、数千万人に影響が出ると言われています。

 

 

■李承憲氏の想い
世界的な脳教育者、一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)
氏は、

約20年間にわたり、レイクパウエルを何度も訪問しました。

この動画( https://youtu.be/TlmLoAsrfpc )では、李承憲氏が2011年にレイクパウエルを訪れたときの様子と2022年現在の様子を紹介しています。

2011年8月にレイクパウエルを訪れた際、船の上で李承憲氏は次のように語りました。
「ここで多くのインスピレーションを感じ、誰よりもレイクパウエルを愛していました。私たちが見ているのとは違う地球を私たちに見せてくれるのがレイクパウエルです。砂漠、川、大きな赤岩。巨大な古代都市を見ているようなそんな感じ。様々な神秘的な感じ。母なる地球の体の中にいるような感じ」

その11年後の2022年8月にレイクパウエルを訪問したときには、水位が下がって岸の岩肌がむきだしになっていました。アメリカ西部で23年間続いた大規模干ばつの影響でレイクパウエルの水位は過去最低になっていました。

李承憲氏は次のように語っています。
「地球というこの地は、所有できるものではありません。人間は地球に来てまた去ります。次にやってくる生命のために次に来る人のために今、人間がすべきことは何か?所有と支配という次元を脱し、管理して次世代の人々と生命体に引き継ぐことが人間のすべきことです。それをどうして人間が所有したり支配できますか。人間には限界があります。これ(レイクパウエルの現状)を目の当たりにして人間の限界を感じないといけません」

 

■地球市民ライフ
気候変動の影響と指摘される災害や惨事が相次いで起こっています。干ばつ、日照り、山火事などは毎日のように米国のニュースになっています。夏も極端に暑くなってきています。

地球は今、危機に瀕しています。人類を含むあらゆる生命体は、空気や水がなければ存在できません。自然環境の保全や回復のために、今すぐできる小さなことから始めて地球と共生しましょう。

一般社団法人ECOでは、毎月15日にYouTubeチャンネル(こちら)でライブ配信を行っています。自然や地球に関するお話や瞑想など、地球を感じられる様々なコンテンツを提供しています。

 
 
 


 

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