わき腹のばして<春の安眠>へ

 

中国・唐代の詩人、孟浩然(もうこうねん)は「春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚えず」とうたいました。「春の眠りは気持ちがよく、夜の明けたのも気がつかない」という意味だそうです。この詩の「春」は、現在の暦でいえば2、3月ごろだと考えられています。

 

 

■日の出とメラトニン
現代科学によれば、人の眠りを誘う物質は、脳の松果体から分泌されるホルモンのメラトニンだとされます。2、3月ごろといえば、まだ夜が長いです。メラトニンはまだ暗い朝方にも分泌されるため、遅くまで寝心地がいい、というのは事実だといえます。

これが4月になると夜が短くなり、夜明けが早くなります。メラトニンの分泌も早めにとまってしまうため、本来であれば、朝早く目覚めることになります。

一方で、春は日に日に陽気があたたかくなるため、夜は布団の中で気持ちよく眠れているはず。つまり、夜と朝(昼間)のメリハリがつけやすい時季となります。

 

■ストレス、気候、新生活・・・
ところが、現代人はそう簡単にはいきません。ストレスのせいか、夜の間に深い眠りに入れず、朝になっても、ボーっとしている、という事態になりがちです。また、夜遅くまで仕事や勉強に精を出している人も多く、睡眠時間も短くなりがちです。

さらに、気候の大きな変化も、睡眠に影響を与えます。寒い日が続いたと思ったら急にあたたかくなるのが春。それだけ自律神経のバランスも乱れやすくなり、睡眠スイッチのオン、オフの切り替わりにズレが生じがちです。

それに加えて、春は進学・入社・転勤などで新生活がスタートし、環境が変わる人が多いです。それが心身の負担となり、体内時計を狂わせる要因になります。

 

■わき腹ストレッチで深い呼吸へ
そこで今回おすすめするのが、「わき腹を伸ばし」です。わき腹をストレッチすると呼吸が深くなります。深い呼吸は、自律神経のバランスを整えてくれます。寝る前にわき腹を伸ばす体操をして、布団に入ったら胸呼吸をしながら寝ると、より大きな安眠効果が期待できます。

号泣できる映画を観るのもオススメです。共感や感動によって引き出される涙は、ストレスも一緒に流してくれると言われています。泣けば心のモヤモヤもスッキリ。静かな眠りへと導いてくれるはずです。

睡眠の質を向上し、季節の変わり目を元気に乗り越えましょう!

 

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