やりたことができる 体力をつけよう

今月のおすすめ  がに股スクワット

 

寒い冬は、運動するのがおっくうになりがちですね。でも、筋肉というものは、鍛えないと衰えが進み、思わぬ不調やケガにつながることもあります。2月は特に運動量が減りがちです。体力と相談しながら、意識的に運動する時間をつくりましょう。

 

運動不足は、免疫力低下の原因のひとつです。人間はもともと、じっとしているようにはできていません。体の立場から見れば、同じ場所で長い時間、動かずにじっとしているのはとても不自然なことなのです。活発に動いてこそ生命体です。動けば、全身に血液を送る心臓が力強く拍動し、循環器系などの体の機能が正常に働きだします。

 

ブレイン体操の「がに股スクワット」は、自宅でも気軽にできます。太ももの前の部分にある「大腿四頭筋」などが鍛えられます。太ももの筋肉を鍛える運動は、ひざを守るうえで有効だと言われています。

 

体の中で普段から意識してケアしたい箇所の一つが、ひざです。中高年になると、ひざの痛みを訴える人が増えます。「正座した時や階段を降りる時などに、ひざに痛みを感じる」という声がよく聞かれます。ひざの関節のクッションの役割を果たしている軟骨が加齢とともにすり減るのが関係している場合が多いといいます。

 

筋力をつけるということは、いわば自前でサポーターを作り上げるということですが、とくにこの大腿四頭筋はひざを守る大事なサポーターです。

 

ただ、すでに痛みがある方は、ひざに大きな衝撃を与えるような激しい運動よりも、プールなどで体を動かすほうが望ましいとされます。今はまだ大丈夫という方は、少しでも若いうちから筋肉をつけておきましょう。

 

また、大腿四頭筋は体の中で一番大きな筋肉です。大きいからこそ、カロリー消費の効果が得られやすいです。基礎代謝もアップします。血行もよくなり、冷え体質の改善にもつながります。太ももの筋肉が強くなれば、おなかに力を入れやすくなります。

 

行動を通じて、よくない習慣を変えることができます。いい本を読んだり、いい話を聞けば、すぐに素晴らしい人になるのではありません。行動して体験した情報が体の奥深くに刻まれたときに、脳の情報が変わり、自分自身が変化していきます。

 

いくつになっても自分のやりたいことができる体力があるのが理想ですね。ブレイン体操で思い通りの人生を手に入れましょう。

 

やり方
1.手を腰にあて、足は肩幅に広げ、つま先を外側に向けて立つ
2.ゆっくり息を吸いながらひざを曲げ、息を吐きながら立ち上がる。12回繰り返す。
(回数は各自の体の状態に合わせて調節してください)