梅雨のだるさをカラっと解消
本格的な梅雨シーズンの到来です。今年は多くの地域で記録的な早さの梅雨入りとなり、例年より長引く可能性があります。梅雨は気圧と湿気の関係で、体調を崩しがち。だるさや食欲不振を感じる人も多いです。ブレイン体操「腹筋して手をたたく」で、ジメジメ期を爽やかに健康的に乗り切りましょう。
季節の変わり目になると、天候の悪さで体調を崩す人が増えますが、それは自律神経が乱れやすくなるからだとされます。自律神経には昼間や活動時に活発になる交感神経と、夜や安静時に活発になる副交感神経があります。これらの神経のバランスが乱れると、不調を招きます。
自律神経は、天候や気圧にも左右されます。梅雨時は低気圧になり、空気中の酸素が薄くなります。体はその薄い酸素に耐えられるように自然と「お休みモード」に入ります。つまり副交感神経が過度に優位になる傾向があります。「リラックスしすぎ」の状態が続くのです。
また、梅雨時になると、不調や痛みを訴える人が多くなると言われています。その一因は湿度の上昇に伴い、体内に「ヒスタミン」という物質が出るからです。ヒスタミンは、私たちの痛みを増長させる作用があります。
梅雨には、食欲のなさを感じる人も多いです。湿度が高いと、体内の水分が汗や尿として外に排泄できずに、体内に溜まってしまいます。それが食欲減退をもたらします。夏バテへの第一歩です。
ブレイン体操「腹筋して手をたたく」は、ペアになって向かい合い、腹筋をする体操です。起き上がったところで相手の人と手を叩きあいます。ひとりで行う場合は、顔の前で拍手します。クラップや拍手で意識を目覚めさせ、副交感神経の優位が続いていた体にスイッチを入れます。
また、誰かと一緒にすることで笑顔になり、「リラックスしすぎ」のモードから、適度なアクティブモードへと素早く切り替わります。
さらに、腹筋を鍛えることで、消化不良の改善も期待きます。雨続きによる運動不足も解消され、血行がよくなり、たまっていた老廃物が排出されやすくなります。
今月のおすすめ地球市民1分運動
「腹筋して手をたたく」
やり方
１、２人で向かい合い、ひざを曲げて座る
２、お互いの足を挟んで腹筋する
３、起き上がるたびに相手と手を叩きあう
