地球市民スピリットとは

2018年2月25日 eco-admin1 0 Comments

地球市民ムーブメント提唱者の一指李承憲氏の新著『人生120年の選択』で、地球市民について語られていますので、ご紹介します。

地球市民スピリットの本質は、とても単純です。「私たちは特定の国家や人種、宗教に属する以前に、地球の構成員である。だから、まず地球のことを考えて生きていかなければならない」ということです。

先日、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏が、母校ハーバード大の卒業式でスピーチを行いました。そこで「世界市民」(Global Citizen)という概念を語っているのを見て、私はとても嬉しくなりました。

ザッカーバーグ氏のように社会的影響力の大きいリーダーが、世界市民や地球市民といった精神を広く知らしめてくれれば、確実にポジティブな変化が生まれるでしょう。

地球市民というと、熱心な環境保護活動をしているような人を思い浮かべがちです。でも、地球市民は誰でもなれます。家族のために掃除や食事の支度をするお母さんやお父さん。日々熱心に働く会社員。田畑を耕すおじいさん、おばあさん・・・。みんな地球市民としての生活を実践できるのです。

地球は私たち一人一人の家です。やっとのことで手に入れた新車にクギでひっかきキズをつくられたら、だれでもガッカリするでしょう。何者かが我が子を傷つけようとしたら、必死に守ろうとするでしょう。地球に対しても、そんな心をもたなければなりません。

地球市民として生きるための第一歩は、「主人意識」をもつことです。自分の人生の真の主人になると、地球のために少しでもできることはないかと真剣に考えるようになります。

私たちは誰しも、他の人の健康と幸せを願う心があります。自分の家の前だけきれいに掃除するのではなく、道端にゴミが落ちていたらゴミを拾う、そんな心です。その思いを日々の生活の中で表現し、主体的に実践するのが地球市民です。