北九州のNPOが「地球市民1分運動」をスタート

NPO法人「老いを支える北九州家族の会」様が地球市民1分運動の登録をしてくださいました。11月初旬にブレイン体操をご紹介させて頂き、現在は「地球市民1分運動」を取り入れていただいています。

地球市民1分運動とは、1時間ごとに1分間、何らかの形で体を動かそうという取り組みです。1日に10回を目標に行いますが、1回から始めても大丈夫です。運動は、体操でも筋トレでも何でもOK。これを続けるだけで習慣が変わり、体質が変わります。脳の働きも良くなります。

地球市民1分運動は、「人生100年」あるいは「人生120年」の時代を見据えた活動でもあります。超長寿の社会に向けて、健康寿命をのばすことを目的の一つとしています。

最近、医学や科学の進歩により、人間の長寿のメカニズムが徐々に解明されるようになってきました。とりわけ私たちの細胞の中に存在する「テロメア」は、寿命を大きく左右することが分かっています。このテロメアのサイズをできるだけ長く保つことが、病気の予防や若返りにつながると言われています。

テロメアとは、細胞内にある染色体の先端部分にあるフタのようなもので、染色体を保護する役割を果たしています。テロメアには細胞が分裂するたびに、サイズが小さくなる性質があり、加齢とともに縮小していきます。これが様々な老化現象をもたらすといいます。

適度な運動を習慣にしていると、テロメアが縮小しにくくなることが、学術研究で明らかになっています。激しい運動を一時的に行うのでなく、ムリのない範囲で継続させることが大切だとされます。

まずはたった1分から始めましょう。1時間に1分だけ自分自身に投資するのです。1分間、自分の体に集中して内面に新たなエネルギーを吹き込むのです。