6月15日は地球市民の日

地球愛実践のための一歩「空気をキレイに」

 

6月は「地球市民の日」がある月です。普段にもまして地球を想いながら、地球市民としての自覚をもって日々を過ごしていきたいですね。地球の環境問題について考えたとき、人間と自然との関わり方を思わずにはいられません。人が自然に接する態度は、そのまま自分自身との関係性なのではないでしょうか?

 

昔は、人と自然の距離がとても近かったはずです。それが文明の発達とともに、自然を遠ざけるようになりました。自然を粗雑に扱う態度は、そのまま自分自身への態度のように思えます。自分を愛していると、他の人も自然も愛せます。私と自然はひとつにつながっていると自覚できれば、自分をケアするのと同じように自然もケアできます。自分を愛し大切にすることから人類愛・地球愛が始まるのです。

 

 

自分を大切にする方法はいろいろありますが、まずお部屋の空気をきれいにしてみませんか?

 

私たちは1日に20キロもの空気を吸っているそうです。水や食べ物に気を使っている人は多いと思います。私たちの摂取する物質の割合は、食べ物7%、水8%に対し、空気はなんと85%!
室内の空気は、室外の空気よりも一般的に汚れていると言われています。近年は住宅の高気密化が進んでいるため、空気が循環しないのです。空気中には、ほこり、カビの胞子、ダニの死骸、布の繊維、化学物質など、さまざまな物質が浮遊しています。実は、家の中の空気環境が健康に大きな影響を与えているのです。

 

 

自分と家族がいる空間を快適にするのは大切なことです。「換気」と「掃除」できれいにしていきましょう。

 

換気をすると、空気中の浮遊物質が浄化されます。また、空気中の化学物質を外に排出するのにも役立ちます。これからの季節は湿気も気になるところ。風通しをよくすることで湿気を逃がし、カビの発生を抑えることができます。臭いの除去にも。ただし、花粉やPM2.5などが多い日は注意が必要です。

 

次に、掃除で空気の汚れの元を取り除きましょう。部屋を大掃除して体も心もスッキリした経験のある方は多いはず。空間全体の快適性のためにも隅々まできれいにしたいところです。モノを増やさない、なるべくゴミが出ないように工夫するのもいいですね。部屋のエネルギーも変わり、心も明るく軽くなります。

 

大気汚染改善のために、一人ひとりができることを実践していくのは大事ですが、すぐには結果が出ないのも事実。ところが、自分の家の中の空気は自分ですぐに変えられます。お部屋の空気をきれいにすることで、自分と家族の健康を守りましょう。そしてそれは、地球の健康を守ることにもつながるはずです。