マラソン大会の後は風邪をひきやすくなると言われています。米アパラチア州立大学の研究チームがマラソンレースを終えた人たちの体を調べたところ、病気を撃退するNK(ナチュラルキラー)細胞の減少など、免疫力がダウンしている傾向が見られたといいます。
よく知られているように「適度な運動」は私たちの免疫力を高めてくれます。それは、体を動かすことで免疫細胞が活発化するとともに、体が温まってウイルスなどを攻撃しやすくなるからです。
その一方で、「激しすぎる運動」は、免疫力を低下させてしまうと、専門家は指摘します。運動が過酷すぎると、疲労物質が大量に生み出されるなど、身体に大きなストレスがかかってしまうためです。
人間が病気と闘う体の力のことを「防衛体力」と呼びますが、この防衛体力は免疫力を維持するカギであり、健康にとってとても大切です。しかし、過度の運動をすると、筋力や持久力といった「行動体力」ばかりが伸びてしまい、防衛体力は置き去りにされてしまうといいます。
一般社団法人ECOでは、適度な運動の習慣を広めていくために、「地球市民1分運動」を推進しています。1時間ごとに1分間、何らかの運動をします。ちょっと息抜きをする感覚で、1時間に1分だけ自分自身に投資するのです。1分運動の専門のホームページ(onemin.jp)を設け、賛同いただける団体・企業を募っています。
このたび、福岡市にある学童保育所「どんぐりひろば」様が、1分運動に賛同してくださいました。「インフル欠席がなくなりますように」との願いをもめて、毎日みなさんで1分運動をされているとのこと。健康と笑顔の輪が地域にどんどん広がっていくといいですね!
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