深呼吸~~~
-自己管理-。
とても大切、それが全てというほどに大切でありながら、
その理論も実践も学校などで教えられることもなく
ひたすら忍耐と、良い親、良い教師、良いメンターに出会う幸運を待つ
それが一般的な世の中の傾向です。
でももし、自己管理の理論と実践が、きちんと分かって行動できるなら
私たちの人生はどれほど自由で、また調和がとれることでしょう。
例えばダイエット・禁煙などは、自己管理のなかでは取り立てて
騒いだり、話題になったりすることもないでしょう。
前回は3つの自己管理トレーニングのうち最初の、【止感】を
お伝えしました。
今回は2番目、【調息】です。呼吸がどれほど凄まじい影響を心身に
与えているか、また呼吸によってどれほど心身が変化するのか。
米国Change サイトのブログより、一指 李承憲氏の記事をどうぞ!
Balance Your Life with Breathing イルチ・リーのエネルギー入門より
呼吸は、体内で意識的なコントロールができる唯一の大事な機能です。
生活がコントロールできないと感じるとき、呼吸を管理することが生活の管理に役立ちます。呼吸を管理することを韓国語で、Joshik(調息)と呼びます。
呼吸が生理的・心理的な状態を反映し、また呼吸が交感神経と副交感神経のシステムから成る自律神経(ANS)のバランスにも影響を及ぼします。交感神経は興奮させ、副交感神経はリラックスさせます。自律神経は、例えば心臓の鼓動など体の不可欠な機能全てが、きちんと役割を果たすことに影響を与えます。
ストレスを感じて感情的なとき、これは同情的な反応です。呼吸を深くゆっくりさせると、副交感の反応へと体をシフトさせることができ、自分の中心を回復します。
あらゆる呼吸は、この2つの神経システムの間のバランスを示しています。脈拍をとるために、中指を手首や顎の下にあててみてください。どれくらいの早さでしょうか。楽に呼吸しながら、吸ったり吐いたりする呼吸の間、脈拍の違いに注意を向けてみてください。息を吸うときに早くなり、吐くときにゆっくりとなることに気付くかもしれません。心臓の鼓動が早くなることは交感神経が働いていることを示し、逆に遅くなることは副交感神経が働いていることを示しています。
時として、興奮し動き回る必要があるとしたら、他の時間は休息やリラックスを必要とするでしょう。しかし全体としては、体は両極端の間のバランスを維持しようとします。交感神経と副交感神経の働きは、意識的にバランスをとることで、生活を調和させることができます。
しかし先ず、二つの神経系がバランスのとれていないときに、それに気付くことが必要です。ストレスを感じているならば、それを認めてください。ストレスに気付いているとき、
ストレス源とそのストレスに対するリアクションの間に、いつもの習慣的な反応ではない選択をするチャンスがあるのです。その状況下で最高の行動をするチャンスを得ているということです。
ストレスを感じていると認めたのなら、呼吸の状態に気づき、そして楽に呼吸してみてください。呼吸の感じに気付くとすぐに、自然と深くゆっくりした呼吸になります。
吸って、吐き出す一回一回に集中してください。そうすると、自分の内に広々とした感じや静けさがくるでしょう。ストレスをもたらした状況の中でさえ、その広々とした感じや静けさは、より良い選択をするパワーと自由を与えてくれます。
より深くゆっくりした呼吸になれば、ますます自分の内に創り出す広々とした感じが大きくなるでしょう。最終的に、自分の広々とした内的空間は、全ての思考や感情が取るに足らない些細なことに見えるほど、大きくなります。それが内なる平和に到達する方法です。それは私たちの自然な状態、本来の性質です。
呼吸は、エネルギーのバランスをとって、心を静め、集中力を強化させる最も自然でパワフルな方法です。呼吸を調和させることによって、常に自分の中を流れる生命の自然なリズムと一つになることができるのです。
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