今月の地球市民 :「脳教育」で地域にどんな貢献できるのか

吉村和代さんは、2011年5月から公園でブレイン体操の指導を始め、現在、「ハッピーブレインクラブ北九州」の活動としては、33団体約1000名の方に指導しています。

ブレイン体操で「地域にどんな貢献できるのか」という思いで体操指導を続けている吉村さんにお話を伺いました。

 

ブレイン体操の指導を始めたきっかけはなんですか?

私は医療従事者で、また子育ての中で、ストレスと自身の親子関係からストレスケアトレーナーの学びもあり、「瞑想脳」にする技術ももっていました。自分で瞑想できるようになりたいと思ったことから、ブレイン体操・ブレイン瞑想に出会いました。自分のための時間を持てたことであれこれが整理できて、自分を大切に家族や人も大切にできるようになりました。そこから、ブレイントレーナーになり、家族のために、そしてストレス時代の中、地域の皆さまが明るく、元気になれることを願い、活動を始めました。

 

どんな方が参加されていますか?

「ハッピーブレインクラブ北九州」としては、老人施設のデイサービス、グループホーム、障害者の作業所の利用者の方、後は薬局や市民センター等での体操教室で地域の健康に関心のある方々が参加されています。皆さま、楽しく参加されて、スッキリしました!元気をもらいました!と仰います。特に介護や看護をされている方々はリフレッシュになった、また頑張れます!と参加できることを楽しみにしてくださっています。

 

心がけていることは?

まず依頼してくださる団体や参加してくださる方のおひとりおひとりを大切にすること、いろんな問題を抱えている方もいらっしゃるので、明るく楽しく指導させていただき、元気に自分の場所に戻っていかれるように心がけています。活動する私たちも人生の大先輩であるデイサービスの利用者さんから元気を頂くこともあります。職員さんを含め家族や仲間が増えていく感じです。

ハッピーブレインクラブ北九州」以外でもどんなところでブレイン体操指導をしていますか?

市民センター、老人ホームなどでも指導していますが、地球市民サポート店の「GO!BAGEL WORKS」のオーナーさんとは、15年ぐらいのお付き合いで、昔から息子たちのフォローなどをしていただき、助けていただいていました。お世話になったオーナーへもブレイン体操をお伝えして、そこからお店の二階を貸し室に改装してから定期的にブレイン体操指導をさせていただいています。終わってからは一緒にお店でランチをしたりして参加者の皆さんといつも話が絶えません。

 

もう1つ、地球市民サポート店の「大門薬品」さんは大学の先輩のご実家です。ブレイン体操のイベントを始めた頃に集客が分からずに市民活動サポートセンター主催のチラシ作りの講座に参加し、そこで先輩の奥様で大門薬品管理薬剤師の篠原さんに再会しました。大門薬品さんが移転、健康教室を開きたいと思っていたので新しくなったのをきっかけにブレイン体操指導をさせていただけるようになりました。

 

最近の地球市民運動「健康」ムーブメントの簡単なセルフケア「BHP」をどのように伝えていますか?

 

BHPは皆さん、一緒に探してほしいと望まれます。BHPを皆さんが探しているのを見て、下半身が不便な方が自分もしたい、腰が楽になればと積極的にされていました。

また、手に痺れがあってリハビリのつもりで縫物をしているという方にBHPを説明し、一緒にヒーリングポイントを探しました。痺れの軽減をその場で感じられて、よいことを教えてもらったと言っていただきました。BHPで自然治癒力向上の可能性を強く感じました。

 

今後の目標は?

「脳教育」を認知していただくことの必要性を感じ、北九州市男女共同参画センターでの市民企画事業でイベントを開催したり、地域のイベント等に参加していくことを市に登録当初から継続してきました。ブレイン体操などの「脳教育」を通して地域にどんな貢献ができるのか。そんな活動の中から繋がりが生まれ、ECOのサポート店、地球市民、団体登録、自団体の管理のための地球市民1分運動登録が広がっていきました。

今後もその輪が広がり、様々な分野で活躍する地球を想う人・地球市民が増え、益々地域が明るく元気になり、大きく九州全域にその活動が広がっていくことが目標です。