いつまでも健康・幸せを自給自足できるように~北村節子さん

北村節子さん(69)は、2011年11月からブレイン体操の指導を始め、

現在公民館や個人宅、デイサービス、老人ホームなど7カ所で約150名の方に指導しています。

ブレイン体操で体験した健康と幸せを身近な人に分かち合いたいという思いで体操指導を始めたという北村さんにお話を伺いました。

どんな方が参加されていますか?

「高齢化が進んでおり平均年齢は65歳くらい。圧倒的に女性が多いですね。出席率も高く、みなさん楽しみにされていてます。高齢者施設4カ所でも指導しています。認知症の方も多く車いすの方や思うように体を動かせない方もいらっしゃいますが、体操だけでなく歌や笑いを取り入れたり、詩や本の読み聞かせもしたりして、楽しんでくださっています。高齢者施設の訪問は月1回ですが、つぎの訪問が待ち遠しい、もっと来てほしいというお話もいただいています。」

 

心がけていることは?

「まずは自分の体調管理です。代理で行ってくれる人がいないので、体調不良でキャンセルすることがないように、体だけでなく心も脳も元気でいられるようにと心がけています。休まず活動を継続することが信頼関係につながっていると思います。」

 

今後の目標は?

「高齢社会における問題、課題は年々深刻化しています。健康を求める人は多いですが、人材不足が現状です。健康のために何かしたいと思っていても自ら出向いて運動することができない人のために、訪問してブレイン体操を指導できる人をひとりでも多く、10人を目標に育成していきます。今まで体操指導を受けてきた方が「わたしも北村さんのようにボランティア活動ができるようになりたい」とおっしゃって動き始めた方もいることが希望です。」

 

高齢になっても健康・幸せを自給自足できるように、介護予防にブレイン体操のもとである脳教育が導入されることを願っています。