【地球アレコレ7】 ネパール4

 

宇宙飛行士の談話で、陸地に国境はない、地球は一つだった、というようなことがしばしば語られます。地球の陸地に国境線が描かれていないと改めて思うほど、私たちは学校教育などによって国境線付きの世界地図を見慣れてしまっていますね。
遠くから見れば、国境だとか領海だとか何しているの? という感じなのでしょう。
『From A Distance』

ヒマラヤ山域にも、中国(チベット)、インド、ネパール、ブータン、パキスタンといった国があります。日本では三蔵法師がヒマラヤをぐるっと西へ行き天竺(インド)に行ったことを描いた西遊記が有名でしょうか。

 

ヒマラヤ山域は、人の濃度の高いインドと中国に挟まれていますが、その一帯の人口は当然少ないです。そして、国境を意識することもあまりなく、シェルパ族の住む領域、チベット族の住む領域、というように認識されています。巨大な自然の元で生活していて、その山頂が国境だと言われても、『それで?』という感じかもしれません。

 

文明化された国では、人の匂いを感じるものはたくさんあります。都市部は言うに及ばず、全くの田舎でも、山に植林があり、電信柱があり、山小屋があり、自動車道があり、道標が埋まっていたりします。人がいる痕跡は至る所にあります。
でもこの山域では、そんな人の生活している感じが極端に薄く、道さえしばしばおぼろげだったりします。(地元の方は微かな違いをすぐに見極められるようですが)

 

そんななかで、このタルチョー(チベット仏教の祈りの旗)は、人の匂いというか、想いが強く込められた感じです。周辺は山、山、山、それも森などなく、そもそも樹木すらほとんどなく、ひたすら岩・風・氷・雪ばかりの土地に、ポツンポツンとあるカラフルなタルチョーは、とても強い印象を旅人に与えます。巨大な自然界に呑み込まれ、人間であること、生命であることから離れそうになり、生死がとても近くなる場所で、しっかりと意識を地上に繋ぎ止めているものの一つかもしれません。

 

ところで、この地域一帯のチベット仏教で、老若男女がモゴモゴ呟く(近代化で失われつつある習慣らしいですが)言葉に、【オンマニペメフム】というのがあります。真言、マントラとも言われます。オム・マ・ニ・ペ・メ・フム、の六音です。
このそれぞれに意味があるとのことですが、エネルギーを感じ、チャクラが分かると、チャクラに対応した音のようにも思えます。オン、はオムのように発音しますが、六番、七番チャクラに響く音ですし、フム、は二番チャクラに力を込めないとうまく発音できません。

 

古代から伝えられ、現代も細々と生き続けている形式のなかに、エネルギー的な感覚で実践すると意味が分かることがどれほどあるでしょう。感じず、分からずにいて、漏らしている宝がどれほどあるでしょう。例えば音波でチャクラが響くなら、それによって様々な臓器が活性化され、多くの不調が自然治癒できるのかもしれません。(それだけではないでしょうけれど)

 

Change 提唱者で、映画『CHANGE』製作総指揮者の一指 李承憲氏は、三〇年以上も【人間性回復】を伝え続けています。Change Your Energy は、宝を再び見つけるための過程かもしれない、と思ったりします。五感に閉じ込められた人間が、心を取り戻し、自分の身体や人生を自ら管理していくようになる過程。…ワクワク、しませんか?(゚∀゚*)

 

 

 

 

 

 

Comments are closed.