脳は、体と認識、経験の中心です。それは人生を健康的に、より良く思い通りに生きることのためには、とても重要です。ですが、取扱説明書が一緒になっているわけではありません。科学的な研究と自らの経験を通して、私はエネルギーを変え、脳を変え、結果として人生を変える５段階のシステムを開発しました。
脳教育（Brain Education）と呼ばれるこのシステムは、瞑想・呼吸・目標達成の手法などと同様に、ヨガや太極拳、気功のような心身のエクササイズが中心になっています。

脳教育の5つの各ステップは、身体・心・精神を回復させるために、こうしたエクササイズが基になっています。
ステップは以下の通りです。

1. 脳の覚醒化：
この最初のステップは、脳の感覚を目覚めさせ、体と脳を呼び起こします。脳と体の機能や全体的な活力を向上させ、血流量やエネルギーの流れを増やします。今現在に意識を留め、五感を開いて、更に身体のエネルギー感覚やそれが環境する感覚が目覚めやすくなります。それによって脳は、体の機能と総合的な健康をより良く調節できるように、脳と身体の結びつきを強固にしていきます。また、ストレスへの反応も上手になります。

2. 脳の柔軟化：
ひとたび自分の内側や、自分の周りで何が起きているかに気づけば、肉体と精神のエクササイズを通して、脳と体がもっと柔らかくなり、根深い習慣になっている思考や行動から自由になっていきます。「決めつけられた枠」を外して思考することを学び、自分の新しい可能性を自ら開いていきます。

3. 脳の浄化：
染み付いた先入観や感情を解放させることで脳をリフレッシュさせ、新しいスタートを着ることができるようにします。否定的な思考と感情のパターンは、自分の可能性への大きな障害となっています。そうした障害に気付き、それを手放すことによって、枠から出てより明るい前途を創り出すことでしょう。そして感情指数（emotional intelligence）を高め、色々なチャレンジをしっかりと扱えるようになっていきます。

4. 脳の統合化：
この統合のステップは、二つの面があります。新しい信念や習慣を繋いで一つにするために、脳の、今までと違う領域と機能を統合することがあり、また自分自身に対する信念と世界への視野に順応できて、自ら選択した人生であることを受け入れ、そうしたことが真の自分ではないと認めます。（※ 編集部注 選択された結果の人生や性格であって、真の自分は自由に選択する主体、ということ）
脳が統合されることで、脳は結束した一団として働きます。人生の目的を見出し、その達成に自分の思考と行動すべてを合わせるでしょう。

5. 脳のマスター：
この最終的なステップは、具体的な目標の達成に向かう、これまでの４つのステップの連続的な応用です。自分のエネルギーを管理することで目標を実現し、歓びや愛そして己を深く知っていくことと共に、望む人生を生きていきます。

この5つのステップをライフスタイルに取り入れることは、脳を意図的かつ効果的に使う、体系的な方法となります。自分自身の本来の落ち着きと創造性を発見していくことと共に。