循環、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
例えば、血液循環。血液が身体じゅうを駆け巡っていますが、
行ったきりではなく、心臓に戻ってきます。
大気循環、海洋循環などもあります。
そうした循環がなければ、そもそも生命は存在できないでしょう。
もし自分の吐いた二酸化炭素が、いつまでも自分の周りを
漂っているとしたら、新鮮な空気を吸い込むためには、絶えず
動きまわらないといけません(笑)
ゴミのリサイクルよりも、もっと壮大な規模で全てが循環して
います。地球のあらゆる物質・大気は循環しています。
宇宙に放り出さない限りは。。。
古来、気血循環、と言われてきたように、気(エネルギー)と
血液が体内を循環してこそ、健康を保つことができます。
→ 水昇火降
循環が鈍くなったり、止まったりするとどうなるでしょう。
血液が流れなければ、またエネルギーが行き渡らなければ、
そこが壊死(えし)してしまいます。脳の太い血管で詰まれば
脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞、どちらも生命に関わります。
体内の循環が大事だということが分かっているので、循環を促すアレコレが
たくさん研究され、紹介され、実践されています。運動・マッサージ・入浴・
アルコール・おしゃべり・などなど。
なかでも運動は、もっとも効果的な循環促進剤です。
ですが、心臓や関節への過度の負担になりやすいことから
敬遠されていることもありますね。
運動は得点や時間などを競うスポーツではなく、
【動】いて、血やエネルギーを【運】ぶことです。ご自分にあった、
心臓や関節に無理のない動作でやればいいでしょう。
その循環のために、そして身体に無理がない、という意味で
【つま先叩き】 は驚くほど効果的で、また現代にマッチしています。
人体の刺激があるところに意識が送られます。当然ですね。
舌の上に何か刺激があれば、意識は口の中に、
歩行時に、靴の中に石コロが入ったら、すぐに意識が足に
いきます。
→ 心気血精
その刺激を意図的に起こすことがヨガだったり運動だったり。
つま先叩きは、つま先に意識を送るようにして、上半身の特に頭や肩に
溜まった、循環していない気エネルギーを下半身へと流します。
下半身は、運動不足の方はたいてい、エネルギー不足で熱量が足りません。
つまり冷え性ですね。お風呂で温めてもすぐに冷える、という方が
多いのは、循環していないから、とも言えます。
下半身の詰まりは、股関節や膝から生じますが、つま先叩きは、その
股関節を無理なく、自然にほぐしていくことにもピッタリです。
(無理なく、と言っても適当にやるだけだと、もちろん効果は弱いですが)
運動のポイントはすべて、動いている箇所と下っ腹・丹田に意識を
送る、ことです。適当に済ませず、やれる範囲をしっかり、意識を向けて
やってみましょう。言い方を変えれば、心を込めて、です。
自分の体に心を込めて動かす、
それはきっと、エステや美容院とは違う意味での、素敵な時間です。
しかもお金がかかりません(笑)
だんだん冷えてくるこの季節、ぜひご自分で身体を活かし、
自分で自分の身体を愛して、体温を上げ、免疫力を上げ、心の温度も
あげましょう!!!
つま先叩きは下半身を強くし、緊張とストレスで頭部に昇ってしまった過剰なエネルギーを体の下の方へ行くようにします。そうしながら、全身に血液とエネルギー循環のためのエネルギーを与えます。
落ち葉も循環ですね
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