アンチエイジングは現在の楽しみと未来の希望で


2014090405

年をとること。

あまりにもそれがネガティブに捉えられているのは、
現代社会の価値観が、生産性や物質中心に回っていることも
あるでしょうが、それ以上に体の自由が効かなくなることを多く
見たことがあるのではないでしょうか。

でも、年をとることは、知恵を深めることでもあり、心の扱いが上手に
なることでもあります。体を若く保つためには、脳とセットで適切な訓練を
していけばいいだけです。

本当によく年齢を重ねていくための、楽しいエクササイズを
米国のChange サイトの記事から ご覧になってみてくださいね。

 

 

アンチエイジングは
現在の楽しみと未来の希望で

2014090401

長く幸せな人生を送るカギは、何か楽しみを持っているかどうか、です。
毎日、フトンから出る理由です。

幾つかの調査では、精神面がしっかりしていることの最大の要因が、運動やダイエットでもなく、また良い生活習慣でもないと示しています。

新しい技術を学ぶ、改めて恋に落ちる、新しいスポーツや運動を始める、新しい問題を解決する、それらはあらゆる悲観的になること・ペシミズムへの強力な特効薬です。そして新しい神経の連結をつくることで、脳を健康に保つことに役立ちます。

楽観的であることは、必ずしもいつも元気であろうとしたり、前向きに見ようとしたり、ということではありません。楽観的なことは、機能でもあります。問題の解決ができると信じるとき、脳はその障害を取り除くために、神経を張り巡らせます。

もし希望を失ってしまうと、脳のなかで新しい連結をして未来を計画・設計するシナップスで張り巡らされた回路は、閉じ始めます。絶望は、脳を文字通り老けさせます。

何も楽しみがない、または解決すべき新しい問題もないとなれば、脳は何も訓練されず、
それはそのまま、脳の機能を保つ訓練を奪っていくことになります。

若い学生でも大人でも、共通していることの一つは、目標に向かって努力することです。人間性の回復を目指すベンジャミン学校(※)で、学生は一年の間、ただ一つのプロジェクトに集中します。大人であれば、自分自身で目標を決めるでしょう。  (※ 人間性の英才を目指す新しい教育)

若者にとって「前途洋々」であることは、必ずしも至福の自由ではありません。思春期の若者には、楽観的姿勢がまだ培われていないのです。若者の視点からは、彼らの前に待ち受けているのはストレスの多い仕事ばかりです。自分を証明しなければならず、勉強しなければならず、キャリアで争い、生存競争のために必死で働き、仲間ともうまくやっていく、というような。

何度も多くの目標に向かって年齢を重ねた大人は、目標を達したにせよ失敗したにせよ、経験がある分有利です。大人たちの全ての勝利と敗北・成功と失敗は、一人一人の脳に弾力のある筋肉を組み立てました。そして、楽観的姿勢がその使い手でした。

「選択するのは年齢ではなく、健康的な生活です」

脳教育の創始者である一指 李承憲氏は、著作『In Full Bloom~良く年齢を重ねるための脳教育ガイド』でそう書いています。「今日決めたライフスタイルの選択は、明日の心や記憶がどれほど鋭くなっているかに大きな役割を果たす」と。

人間の頭は、三つの領域があると、彼は説明します。
  脳の下部(最も原始的な本能を司る)
中脳または辺縁系(記憶と感情を司る)
脳の上部または新皮質
(知性などの思考・言語・分析・予想などの能力を司る)

この三つの領域は相互に深く繋がっています。複合的に思考・感情・記憶と行動を結びます。この神経のネットワークは、年齢に関係なく脳を活性化させて、人生を知覚と感情が溢れるイキイキとした豊かさにする可能性を持っています。

年とともに、何もしなければ、脳の健康や機能は弱くなっていきます。しかし、以下に紹介する軽快な体と脳の運動で、やってくる長い人生を青春まっさかりの元気な神経回路に戻すことができるでしょう!

以下、自分のバースデー・ケーキの上に、ロウソクがどんなに多くなっても、脳の無限の可能性を切り開くのに役立つ5つのエクササイズです。


1. 予告なしの問い~ 今、私はだれ?

以下のクエスチョンを、自らに問いかけます。答えるのが簡単ではないときもありますが、脳はどんな仕事にでも対処します。長年の経験が知識を与えるでしょう。カギは自分自身を信用すること、また、深い自己探究が語りかけることから避けずにいることです。あなたはとても明晰で、深い洞察があります。自らにある古の知恵を信じてください。

1. 私はどんな人になりたいですか?

2. 私は残りの人生をどのようにしたいですか?

3. 私の目標は何ですか?

4. 私は過去のどんな辛さを忘れられますか?

5. 私は誰を許す必要がありますか?

6. 私は自らのどんな価値を高めていきたいですか?


2. 全身振り2014090402

これは、体の全ての経絡(エネルギー回路)を通すのに良い運動です。特に肩周りと背中の緊張から早く自由になるために、このシンプルな方法をやってみてください。上下に跳ねて箒で払うように、体からストレスをサッと払っていると想像しながらやってみます。

1. 両足を肩幅に開き、つま先を真っ直ぐ前にします。

2. 左右の腋の下に、それぞれの指を入れるようにします。

3. 軽く膝を反動させ、手の甲が体の側面を押し流すようにします。

4. リズムをとってしっかりと、休まず10~20回、繰り返します。


3. 気エネルギーを感じる2014090403

気エネルギーは見ることができませんが、感じることはできます。このエクササイズは、その存在を感じとる練習になります。深くリラックスした集中こそが脳に溜まっているストレスの完全な治癒となりますが、それが必要です。このエクササイズは、できるだけ寛いだ状態が必要で、そのため最初にストレッチをしましょう。

最初はあまりにも微妙な感覚かもしれません。心をすっきりさせ、その感覚に集中するよう最善を尽くします。続けていけば、すぐに感覚が強まるのがわかります。

BGMで穏やかな瞑想音楽を流しておくと良いかもしれません。

1. 床、または椅子の上で、楽に背中を伸ばします。

2. 心をリラックスさせ、深く息を吸い込み、

息を吐きながら全身の緊張も一緒に出します。

3. 両手のひらを、胸の高さで、お互いに触れない程度に

ゆっくり近づけていきます。

4. 両手の間隔を5~10センチにして、その空間に完全に集中します。

肩・腕・手首・手が空間にふわっと浮かんでいると想像します。

5. 両手を広げたり近づけたりしながら、両手の間の

「エネルギー・ボール」が大きくなったり小さくなったりして、

それが大きく暖かくなるのを感じます。

3~5分ゆっくりと両手を動かし続けてください。

6. その後ゆっくり深く、3回深呼吸してください。両手を熱くなるまで

擦り合わせ、その手で目、顔、首から胸を優しく撫でます。


4. 笑いまくる

このエクササイズは薄っぺらに思えるかもしれませんが、とても効果的に感情を手放す感じが得られます。感情こそが、脳に限界をつくってしまう主な理由です。脳のなかで、しばしば最も活発で強力な感情の一つが、恐れです。その恐れは自分自身にこう言わせます。「そんなこと出来ません」「それはするべきじゃない」
幸いなことに、弱くなった心から感情を取り除くことはできますが、最初に感情を手放すことを学ばなければなりません。

1. 腹に呼吸がたくさん入るような、楽な姿勢をとります。

2. その状態で笑い始めます。

3. さらに激しく笑います。

4. 続けて笑います。

5. 心や体、心臓が軽くなったと感じたら、一回長く息を吐き出します。

6. 目を閉じて両手を合わせ、顔に大きく笑みを浮かべ、

感謝のお辞儀をします。


5. 片足立ち(Triumphant Tree)2014090404

これは、体のバランスを楽しくチャレンジしながら取っていくエクササイズです。どんなエクササイズであっても、良い姿勢と体の調整をすることです。体は年齢とともに、おそらく全く理想的でない習慣を身につけてしまいました。姿勢を改善するよう真剣に努力すれば、好ましい習慣にしていくため、脳を基本的に再訓練していくでしょう。

このスタンディングエクササイズは、できるだけこの姿勢を保とうとすることです。

2~3分後、骨格筋が調整されていくのを感じ、そして、血液とエネルギーが循環していくための余地をつくっていきます。

バランスを取りやすくするため、下腹部の臍の下に意識に集中させてください。そこは体の中心点で、自分の重心です。

1. 胸の前で手を合わせ、両足は揃えて立ちます。

2. 片足をできるだけ挙げて、反対の足の内側に足裏をあてます。

3. 挙げている足の膝を、外側に押し出します。
(難しければ足を低くします)

4. 10秒間姿勢を保って、反対の足に変えます。

自分に最も合うエクササイズを見つけて、やってみてください。賢い選択となります!

by Kim Steffgen

 

元記事はこちら

 

2014090406

 

 

Comments are closed.