私たちは、一人一人がそれぞれ無人島に住んでいるわけではなく、
大きな陸に、沢山の人々と共に暮らしています。

この瞬間にも、触れている無数の物質やサービス。例えば、、、
衣服、手にあるキーボード／パソコン、スマートフォン、
その手に付いている指輪などの装身具、また椅子や畳、床、
テーブルにある食器やマグカップ、照明、電気やガスなどのライフライン、
あ、家やアパートもですね。
すさまじい数の、物質とサービスに囲まれていますが、それらは全て
人が作ったもので、人が持続させているサービスです。

そうした人間が作ったもの 『Man made』 には対価がありますね。

ところで、人間が作っていないものに対価が払われることは少ないようです。
例えば、水。
空気、自然界、地球そのもの、引力、地球の自転と公転、
そして地球上の生命体にとって最大最高のエネルギー源である太陽。

誰かが巨大なものをぐるぐる回す発明をして、それで四季の循環を作り
生態系を豊かにしたら、その人が振りかざすかもしれない権利と富は
いったいどれくらいになるでしょう。
誰かが水を作り出して、その水が循環する仕組みを作ったとしたら、
その途方もない生命への貢献を元に、どれほどの利権が発生していく
ことでしょう。
でも実際は、誰も対価を払わず、その美しい巨大な仕組みを享受しています。
もちろん生命の源である太陽の熱、光にも、権利を主張する宇宙人（？）が
いませんので、誰も何も支払っていません。

人が作ったものやサービスには対価を払いますが、その価値（対価の量）は
時代とともに変化しつづけます。
でも人が作ってないものは、その価値が変わることはありません。
誰も何も払ってないから無価値？
いえいえ、巨大すぎて価値が分からないくらい、絶対的な価値があります。
それがなければ、即死、ですからね。
人が吸えるキレイさがある空気、飲める水、そうしたキレイさを保つための
大気循環、海流循環、それらを引き起こす太陽と地球と月の関係、
その精密な仕組み、すごいものです。価値を測りようもありません。
宇宙人がそれを作って売りにきたとしても、地球人にはその対価を
払うことができません。対応する価値になるものが地球にはない、というか、
地球そのもので払うしかありません。

人の作ったもの、仮にそれがどんなに高価で素晴らしくても、それが高価だと
決めて売買が成立している文化とは、絶対的な価値を持つものを、どのように
扱っている文化なのでしょう。。。

時代とともに移ろう相対的な価値～ 相対価値と
すべての根源である絶対的な価値～ 絶対価値。
本当に大事に扱って敬意を払い、時に楽しみ、手で触れて喜ぶものは、
金銀財宝でしょうか、流れる空気（風）でしょうか。
どんな文化のどんな教えを私たちは受けてきて、引き継ぎ、
子孫に残そうとしているのでしょう？

Change Your Energy !  Change Our Energy !  Change Our World !

一番近くにある大事なエネルギー、自分の心というエネルギーと
身体というエネルギー、そこから出発です。