生きる中で、いつも私の話頭は「自分の使命は何なのか、私はなぜ生まれてきて、
意味のある人生とは何か、どうせ死ぬに決まっている運命なのに、
どうして私たちは時には熾烈に、時には狂ったように生きなければならないのか？」

その意味さえ明確に分からないまま・・・

 

これらの話頭を解くために、私たちは人生を作っていくのかも知れない。
そんな私にとって、小説『マゴ城の秘密』は、明快な答えを出してくれた。

自分の使命に気づいたというか、いや、気づいたというよりは、
再確認できるきっかけになったという表現が合っているかも知れない。

小説『マゴ城の秘密』は、この地球を救う運命を持って生まれた5人が集まり、
自分の使命に気づき、地球を生かすという使命を果たしていく過程をみせてくれる。

5人の生き方と哲学が溶け込んでいるその過程で、
師ケテットが私たちや人類に伝えようとする普遍の法則と秩序のすべてが
そのまま伝わってくる感じがした。

 

『マゴ城の秘密』は、私たちに伝えている。
この地球を救えるカギはたったひとつ、「愛」だと。

その愛は、自分と言えるすべてを手放し、
純粋な魂としての自分の実体を回復するときのみ実現可能だと。
すべての魂がつながっていることに気づき、
その中で人類愛への意識進化ができるときに可能であると述べている。

地球全体のエネルギーを浄化するために5人が集まり、
セドナの水晶宮で、エネルギーの次元で人々の苦しみと憎しみを受け入れ、
満たされた自分の愛で、素直に苦しみを超え、
地球の運命を変えていく過程は感動以上のものというか、
内面の震えさえ感じられた。
特にアンジェリンは、母なるマゴの姿がまるで実体化された存在のように感じられて、
懐かしい感じまでしたのはなぜだろう。

 

『マゴ城の秘密』を通して、私は自分の使命を改めて感じ、
腑に落ちた感じも覚えた。

自分はなぜ今の仕事をしているのか。
私の純粋な魂の愛がすべての魂の愛と出会い、
私たちが憧れるマゴの時代に回帰しようとする、
その熱い願望が自分の中にあることに気づいたのだ。

私たちの中の境界は、
すべて自分が作り上げた虚像であることは明らかである。
あとは、自分の使命を現実でどう実現していくかという大きな課題が残っている。
2000年待ち続けたマゴの複本の使命、
アンジェリンのように使命者の列に加わり、
責任を持って自分の人生を新たに
創造していきたいと思う気持ちでいっぱいになった。

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記事：changeyourenergy
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『マゴ城の秘密』　REBECCA TINKLE 著　中村留美子 訳
定価：1,500 円（税別）

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