秋の訪れと共に、デパートなどでは早くも冬の装いに変わりつつありますね。

人が管理しているものは、建物でもライフラインでも、季節によって
準備をしたりサポートをしたりします。ときには装いを変え、ときには
故障箇所のメンテナンスをして、問題が起きないようにしています。

お肌のメンテナンスも、そうしたことの一つかもしれません。

ところが、お肌のメンテナンス以上に、美容の要素が大きくなると、
美のためなら多少の問題は問題ない、という不思議なことになってしまいがち。
質の良くないお化粧品を長年使っていて、首から下は普通なのに
お顔だけ荒れてしまっている、ということも起きたりします。

自然界をうまく活用すれば、自然界の一部である人間の体も
とても元気になり、その一部であるお肌も、本来の輝きをみせるのかも。

以下、米国チェンジの記事の翻訳です。ぜひ読んでみてくださいね！

皮膚の健康と美しさのため、合成のスキンケア製品から、より良い天然の製品へ切り替えましょう。

皮膚は最大の器官だけでなく、他のすべての器官を保護して包みます。さらにまた、皮膚は健康状態も反映します。

スキンケア用品に関しては、結局は皮膚から体内に素早く入ります。合成スキンケア用品の中の化学物質と不自然な成分は、長い目で見ると深刻な健康問題を引き起こしかねません。

天然・自然のスキンケア製品は、合成製品より安全で、しかも高価ではありません。地球のリズムに触れていた植物をベースにした製品を肌につけること、それが自分のエネルギーを自然のエネルギーに合わせていくことです。

皮膚はバリアというよりは、日常的に周囲の環境から化学物質と汚染物質を吸収してしまうスポンジのようにふるまいます。その不純物や混乱は、治らない傷、皮膚の乾燥、真菌感染、かゆい発疹、湿疹などの皮膚疾患として現れたりもします。

ほとんどの化粧品やスキンケア用品は厳密に安全検査が行われてはいるものの、それらは潜在的に有害な化学物質を極微量ながら含んでいて、一日二日では何ともなくても、何年もの間に毒性が体に大きな負担をかけることにつながります。

スキンケア製品を変えるなら、人工着色料、人口香料などが入っていない植物由来100%のオーガニック製品にしましょう。

合成スキンケア製品でよく見られる一般的な化学製品として、パラベン、石油化学薬品、フタル酸エステルなどがあり、それらは連邦食品・医薬品・化粧品法のもとで合成着色料として食品や薬・化粧品に使われ、トルエンは人工香料として使用されます。それらの化学製品は、内分泌かく乱、神経毒、肝疾患、乳癌やそれに関連した癌、他の深刻な健康問題を引き起こすことが知られています。

避けたほうがよい化学成分として、以下の様なものがあります。
防腐剤や結着剤としてよく使われるフタル酸塩は、内分泌かく乱を起こす化学物質です。
メチルやプロピル、ブチル、人工香料で使われるエチルパラベンなどは、乳房のような脂肪組織に集まり、ホルモンかく乱を起こします。
ポリエチレングリコール（PEGs）は乳化剤や皮膚のコンディショナーとして使われますが、ガンになる確率を高め、鉛やカドミウムといった有害な重金属と接触することで汚染が広がります。
発泡剤や増粘剤として使用されるラウリル・ラウレス硫酸ナトリウム（SLS）は、皮膚への刺激やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
トリクロサン・抗菌剤は、発がん性があり、ウイルスに耐性を持たせます。
人工香料の溶媒として使用されるメタノールは神経毒であり、酸化する際にホルムアルデヒドに変わります。
エモリエントとして使用される石油は、皮膚を覆って毛穴を詰まらせ、汗による自然な毒素排除を妨げます。
防腐剤として使用されるベンジルアルコールは、神経毒や皮膚への刺激性があります。

さて、では、自分で、キッチンの戸棚や薬箱、庭などから製造できる8つの自然のスキンケア用品をご紹介します。

天然のやり方で、肌に栄養を与え、保護する。
今日から使ってみましょう。

柑橘類で角質除去
レモン・タンジェリン・グレープフルーツなどを絞ったものを、湧き水を入れたスプレーに入れるだけで、気分転換やお化粧落としのミストになります。また柑橘系のオイルは、消毒・防腐の作用があり、皮膚細胞を育てて肌を美しく輝かせるために、すでに死んだ皮膚細胞を除去することに役立ちます。

きめ細やかな泥土のマスク
ミネラル豊富な白い土の泥で、お顔から解毒しましょう。
塗って乾かすことで知られていますが、泥土の厚い層は細かな傷を整え、過剰な油分を吸収し、毛穴をきれいにします。ちょっと厚めのペーストを作りましょう。ベントナイトや
モンモリロナイト（French Green Clay）、または他の純度の高い鉱物からの泥土と、それに十分な水を混ぜあわせます。それをお顔や首、胸に塗って、赤ちゃんのように滑らかで柔らかい肌を目指しましょう。完全に乾かすことが、より良い結果になります。

お肌の妙薬－ぶどう
ピカピカと若さあふれるお肌のために、新鮮なぶどうをよく食べたり、毎日グレープ100％ジュースを飲んだりしましょう。お肌を若々しく保つカルシウムやカリウム、ビタミンA、C、Dなどのミネラルやビタミンが豊富です。またぶどうの皮はポリフェノール（レスベラトロール）もたっぷりです。さらに赤ワインや他の食品に見られる化合物が、細胞の健康と長寿に役立つことが研究によって示されています。

カモミールオイルと蜂蜜配合のボディウォッシュ
カモミールの花は、古代からその特性で、治療薬やお化粧として使われていました。また、非加熱のオーガニック蜂蜜は、天然の抗生物質であり、抗菌性の特質があります。この二つを、それぞれ大さじ２～３杯、液体カスチール石鹸に混ぜます。水と馴染んで、豊かに心休まるシャワーの時間を過ごしましょう。
カモミールオイル自体は、肌によく刷り込むことで、角質を柔らかくし、日焼けを軽くします。お肌の壊れてしまった毛細管を治癒することや、全体をしっとりさせることに役立つでしょう。
蜂蜜入りのカモミールティーは、消化を良くして、より良い睡眠を促します。そしてお肌の感じも見た目も良くします。

きゅうりのパック
アスコルビン酸やカフェイン酸が豊富で、含水量も酸化防止作用もあり、マグネシウム・カリウム・シリカ（二酸化ケイ素）などのミネラル値も高いきゅうりは、多くのスキンケア用品の中で重要な地位にあります。
新鮮なきゅうりは、パックにすることで目の下のたるみやむくみを軽減し、肌を引き締めて潤いを与えるために使えます。
目の上に、きゅうりのスライスを置いて、その下でむくみが消えていることを楽しみながらリラックスしましょう。
また、日焼けや風傷を軽くするために、きゅうりの皮を肌に刷り込むこともできます。

アップルサイダー酢の化粧水（トナー）
生のリンゴ酢（アップルサイダービネガー）は、剥離作用のある酵素が豊富で、肌の色調を変え、皮膚を輝かせます。大さじ一杯のお酢を湧き水で希釈し、さわやかな抗菌洗顔料として使ったり、綿パッドで使います。
リンゴ酢を重曹と混ぜ合わせたものを足湯に少量入れれば、角質を柔らかくすることや、爪の間の真菌・水虫が拡がるのを防ぎ、足の臭いを除くことにも役立ちます。

アンチエイジング・細胞再生にアロエベラ
多糖類が豊富なアロエ植物からの粘着性ジェルは、お肌の水分保持を助け、コラーゲンが体内で出来るようにし、お肌の弾力を回復させるようにします。炎症などのときに肌の熱を静める冷却剤でもあります。
元気なアロエの葉をカットし、中のジェルを絞りながら肌に直接ぬりましょう。心休まる、健康的なローションになります。
またアロエベラは、日焼けした肌に特に有益です。

緑茶で水分補給
緑茶は、フリーラジカル（活性酸素）から防御することに役立つ抗酸化物質、ビタミンC、天然ポリフェノール、ミネラル分が豊富です。
緑茶はまた、消化を良くして、お肌の早期老化につながりやすい代謝廃棄物を効果的に排出しやすくします。
お肌の水分を補い、若く輝く見た目のために、体の部分的に緑茶を使ったり、毎日のお茶として飲んだりしましょう。

より素晴らしい健康のために、ナチュラル製品という選択肢を楽しんでみましょう。
あなたのお肌が幸せになります！