脳教育 第一段階 【脳の覚醒化】

脳のマスターになることを目的とした脳教育。
食育という言葉が一般的になってきて、これからは脳をいかに育てるか
ということが注目されていくでしょう。いまの研究の中心はまだ子供たちかも
しれませんが、本来、脳は可塑性がとても強く、高齢になっても 『育んで』
いくことができます。それが脳教育です。

脳教育は5つのステップとして話すことができます。
それに関しては、先々週・先週と続けてお伝えしてきました。

   脳のマスターになる5段階
   続・脳のマスターになる5段階

今回からは、その5つの段階を、1つづつ見ていくことにしましょう。


以下、米国Change サイトのブログより、脳教育の第一人者、一指 李承憲氏の記事をどうぞ!

 脳教育の第一段階 【脳の覚醒化】 
    ~ Brain Education for Brain Mastery Step One: Brain Sensitizing

一指 李 承憲

 

2014070701
実に多くの人々が、

自分の感情の広がりや身体で起きていることに意識を向けることなく、大きな痛みになるまで普通に生活を送ります。人々の感覚はそうした状態下で、外部で起きることにも鈍くなり、知らずに良い機会を逃し、また諸々のアクシデントを潜在的に引き起こしやすくなって、少なくとも心ゆくまで人生を楽しむことができないようになりがちです。

ですが結果としての苦痛は、しばしば体内で何が起きているのか、詳細に注意を向けるためのモーニングコール、目覚ましのベルの働きをします。大丈夫だろうという思い込みに気づき、健康で豊かな人生を送ることに悪影響を及ぼしている肉体的なストレスや緊張、または感情を抱え込んでいることを認識させようとします。
また、心をこの瞬間へと取り戻させ、自分に何か良くない影響を与えている周囲の状況によりハッキリ気付くための感覚を高めるでしょう。

偉大な気付きと共に、チェンジのための能力がやってきます。

でも、気付きを高めようとして、苦痛が起きるまで待つ必要はありません。動くこと、集中すること、呼吸することを通して、心と身体の内的な働きがハッキリ分かるように脳の感覚を目覚めさせることができるからです。このプロセスで、心と身体をつなぐエネルギーの感覚に、脳が目覚めます。気とかプラナーなどと呼ばれることもあるエネルギー、体内の神経細胞内を走る電気エネルギーも含め、そのエネルギーを通して、私たちの脳は
身体とコミュニケートしますし、逆に身体が脳とコミュニケートします。体内のエネルギーの流れに気付き、それを確かに感じ、そしてエネルギーの流れをどのように操るのかまで学ぶとき、体と心に熟達したマスターになることができます。

エネルギーは、私たちの中を流れるだけでなく、人々のあいだや、場所とか物体でも同様です。すべてはエネルギーを通して繋がっています。エネルギーを感じる能力で、世界と自分自身の相互影響に関する新しい階層からの情報を得ます。

そうした情報で裏付けされて、良い人生のための良い選択ができます。

五感と、エネルギー感覚である第六感を目覚めさせることが、脳教育の第一段階【脳の覚醒化】です。

2014070702

脳の感覚を目覚めさせる【脳の覚醒化】は、キーとなる三つの実践から成ります。
最初は、ヨガやピラティス、気功・格闘技などでよく見かける類のストレッチ・エクササイズです。体の各筋肉が深く伸びているポーズで活性化され、脳の対応する領域が目覚めて、筋肉運動の整合とバランスを改善します。こうした体の実践を感じることによって、体と脳が繋がっている時間を増やしていくと、脳は習慣的に自分の体を認識するように発展していきます。また自分の体を、よりしっかりコントロールする力を得ていきます。


二番目の実践
は、瞑想的な訓練やヨガの一部でもあるダイナミックな体の姿勢と、それと合わせた呼吸法を含むものです。呼吸とは、自分でも部分的に管理できる生命の不可欠な機能で、心拍数など他の生命機能に影響を与えます。そして、ストレスに対する反応を自ら調整する能力を引き出してくれます。
慢性ストレスは、体内のエネルギーの流れと気付きを妨げてしまいます。また脳の機能、特に記憶力と知力を減退させます。様々な姿勢で自然に呼吸することは、脳細胞が使うための酸素量を増やすだけでなく、体にエネルギーを蓄えて循環させ、
【水昇火降】
の良い流れを作ります。エネルギーがよく流れるほど、体と心、そしてエネルギーをより良く感じることができるでしょう。


最後に
、基本的なエネルギー瞑想があります。
【止感】です。呼吸のリズムによるエネルギーの流れとともに、手が動きます。この瞑想をしていると、心もハートもクリアになり、開いていき、そして拡がります。

感覚、思考、感情、身体感覚などの要素を含んだ脳の領域を、脳そのものの内に、よりはっきりと目覚めるようにしていくこと、それが脳の可能性を最大限にすることに向かう第一歩なのです。

元記事はこちら

 


2014070703

 

 

Comments are closed.