流れに乗って生きる ~律呂~


2014080904

律、という字は、多くの意味をもっているようです。
法律、律令、旋律、律儀、律する・・・。
呂、という字と共に、古くからある音楽表現というだけでなく、広く深く
使われる概念です。

私たちはリズムに乗って動いたり、流れに乗って生活できていると感じたり
することがありますが、その感覚はどこから来たのか不思議ですね。
律呂、といういにしえの言葉があります。
それは宇宙とともに、生命のリズムとしてある神秘的な調和のリズムだと
言われています。

根源的なリズムと共にある自分の命・・・自分の生活のリズム・・・。
前々回、脳のマスターになることをお伝えしましたが、
脳のマスターになっていきながら自然に生きていくとしたら、どのような
在り方で生きていくか、への答えの一つかもしれません。

以下、米国Change サイトのブログより、一指 李承憲氏の記事をどうぞ!

 

  流れに乗って生きる 
    ~ Live within the Flow

一指 李 承憲

   2014080901

 


すべてが、リズムです。


それは振動で、またライフ・パーティクル(生命電子~エネルギーの電子)として、あらゆる物質と意識をすべて構成します。最も基本的な感覚で、リズムは何もないところから、パターンとなってビート・フレーズ・イメージなどが交互に現れます。入ったり出たり、昇ったり降りたり、移ろいゆく周波数と振幅による振動です。

リズムが最も表れるのは音です。


ドラムの安定したビートや鐘のチンという軽やかな響き、あるいは強烈な最新のラップ曲でさえ、体を動かしたくなったり、心に影響を与えたりするパワーを持っています。人生のある側面をカタチ作るものとして、サウンドとリズムは自分の気分を変え、思考を変える力があります。


古代からアジアに伝わる物語の一つ『符都誌』(ブドジ)では、8つのトーンを使って世界を生じさせたとあります。ユダヤ教・キリスト教の創世物語においては、神が言葉を話すことで世界を存在させた(※はじめに言葉ありき)とあります。


私は、宇宙を創造したこの基本的な音とリズムを
ユルリョ(律呂)と呼びます。

韓国語では、ユル(律)とリョ(呂)は、ある特定の旋律的なラインを描くのに使われる用語です。律呂は、宇宙のあらゆる調和の根源です。すべての基礎となる自然なリズムなのです。


なので、律呂は私たち一人一人に存在します。たとえ私たちがそれを表現しないとしても。


律呂は、私たちの本質的なエネルギーであり、魂であり、神性の振動です。最も純粋なライフ・パーティクル(生命電子)の振動、生命の根源からの意識を運ぶもの、私が生命電子太陽と呼ぶ根源。2014080906


人生において律呂を表現したことがあるでしょうか?


律呂で動くとき、考えるとき、話すとき、“流れにのっている”“本当の自身と調和している”となります。


律呂は思考を越えているので、学ぶことは出来ません。律呂を感じ、律呂の体験を感じることです。どうしたらいいか誰も教えられません。それは内から来るものです。ただ私は、正しい方向を指し示すことはできます。


律呂を体験する
には、振動を起こしてください。体を軽く叩いたり、動きまわったり、ダンスに乗って忘我になります。あるいは、自らの声でったり、合唱したり、鼻歌したり。
どんなやり方で振動を起こしても、大事なのは判断を止めておくことです。周りに誰もいないところでやってください。


目を閉じます。自らの声を聞き、体の動きを感じます。振動があなたを瞑想状態にさせるでしょう。


きっと最初は、余分な力が入って、不器用に意識して振動を作ります。でも、一度でもそこに入れば、意図的な方向付けなしに、自分自身の感覚に乗って動き、また歌います。ふだんは意識しない自分のどこかから、律呂はやって来ます。振動の意識的な部分で、自分のその領域にアクセスできます。それから、無意識の振動が始まります。そして本当の自分を体験できます。

    2014080902


たとえ日常生活でやることが多くあってこの状態を保つことは難しいとしても、こうした瞑想を続けると、早く楽に本当の自分にアクセスできます。ゆっくりと、流れに乗って人生を生き始めます。


律呂を感じ表現することで、思いやりや理解すること、目・声・仕草に出る魂の夢で人付き合いをしていきます。人生の最高の内的コンディションを創造するだけでなく、他の人々にも最高に純粋なエネルギーを分かち合うでしょう。


人生において律呂を創りだしているとき、
振動で自分の周りに影響を与える存在というだけでなく、自分の人生が見事な芸術作品となるのです。

元記事はこちら


2014080903

 

 

 

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