個の成長と全体の調和 ~公転と自転


2014060703
  成長を願う心は、すべての人にあります。
たとえ自覚がなくても、今のままでずっと死ぬまで同じでいたい、というよりは、
少しでも心を大きくさせたい、否定的にならないようにしたい、そんな心があります。
ところが、社会の習慣的な思考・慣例にぶつかったり、それに従ったりしているうちに、
だんだん面倒になって諦めが心を支配していくと、成長を願う心が隠れていきます。

個人的な成長と、全体的な在り方は、本来どのような関係なのでしょうか。
Change提唱者、一指 李 承憲 氏は常に法則・原理を元に話しています。
個と全体、どのような法則で機能しているのでしょうか。
今回から、その法則をお伝えしていきます。今回は第一回目、《公転と自転》

米国Change サイトのブログより、一指 李承憲氏の記事をどうぞ!

宇宙のマインドの反映 1  ~
個の成長と全体の考えを調和させる
   Harmonize Personal Growth with a Global Mindset

2014060701

この宇宙は、すべてが調和してパターンとして働いています。このパターンは小さな細胞の活動から、果ては惑星の動きにまで適用できます。人間には自由意志があるので、自分のため、社会のため、地球のために最も良いパターンを組みながら生活をマネージメントしていくことができます。

人生の目標を達成しながら周囲とうまく生きていくための、3つのパターンを私は確認しています。これらのパターンは、一見相反する力や資質のバランスを取る方法を示す普遍的な法則で、つまり宇宙のマインドの反映なのです。古来よりそうした宇宙の法を、道(ドウ)、またはタオと呼びます。

その法則は、 以下の三つです。

1. 公転と自転

2. 求心力と遠心力

3. 公平と平等

それぞれの法則にある特性の順序が重要です。
最初の特性が最も重要でもあります。

ここでは、まず一番目の法則について述べたいと思います。公転と自転。続く二つの法則については、次回のブログでご説明します。

学校の理科の授業を思い出すかもしれませんが、公転は中心の物体の周りを回転する、ある物体の動きです。太陽の周りを回転する地球のように。地球であれ他の惑星であれ、公転しながら自らも自転しています。公転は共通の目標・中心となる価値基準に向かう運動であり、またその運動をしながらする自転とは、一人一人の個人的成長を意味します

二つの動きが同時に起きると、一方は他方なしで動けません。
そしてあなたはもうご存知かもしれませんが、大きな変化は、まず自分を変えることからです。

ただし、公転がより大事です。もし公転がなければ、一人一人はどこに向かうことも、より大きな変化を産みだすこともなく、ただ自分でぐるぐる回転しているだけです。全体の益よりも前に自己利益を置くのなら、結局は自らも傷つけてしまいます。

20140607 一人フラフラ回って落ちる

同じ法則が、肉体の細胞にもあてはまります。ある一つの細胞が抑えのきかない状態で増殖してしまうなら、体が機能できなくなるまで、全身にダメージを与える可能性があります。同様に、もし多国籍企業が自身のためだけの利益で動いたのなら、その過程で公害やら市場への負の影響やらが発生し、最終的には社会的・物理的な環境へのダメージが大きくなってしまいます。

一人一人の回転(自転)の中心軸は、良心です。それを私は真の自分、魂とも呼びます。それは、内なる道案内のシステムです。

2014060702

私たちが個人として、社会として、国として自ら回るべき中心価値は、地球であると私は信じます。私たちの地球は現在、人類が依存し、また影響を与えている、究極の環境です。地球に良いことは、そこに生きる全存在にも良いのです。いつも地球と繋がっていることは、最高の自転を続けることに通じるでしょう。

それでも時として、個人的な欲求や必要性と、集団の欲求や必要性との間で引っ張り合いになるかもしれません。そんなときは深く観察することを提案します。ハートにある良心を深く観るのです。本当の自分、真我のその純粋なエネルギーは、他の万物のなかに存在するエネルギーと同じ種類のものです。それは常に全てと調和して、みんなのための最善を望みます。
どうすれば、全てのために調和して働きながら自分の成長を続けられるか、どうすれば公転しながら自転を続けられるか、あなたの良心が分かるようにしてくれるでしょう。

元記事はこちら



2014060704

 

 

Comments are closed.