エネルギー循環で自らを知る

      2014040801

エネルギー循環で自らを知る


原題は、Know Thyself through Your Energy Cycle
エネルギーのサイクルを通して、汝自身を知れ。

自分が何者かを知ることはいつの時代も
繰り返し問われて、教育になったり哲学になったり
しました。つまり、明確な答えのないまま思考ばかりが
優先されてきたとも言えます。

体内のエネルギーを感じ、体を活かしている生命力が何か、
そこを感じていくこと。そこからスタートすることは、あらゆる
変化が求められている現代の大きな答えの一つかもしれません。

 エネルギー循環で自らを知る


                      イルチ・リーのエネルギー入門より


自分のなかで、何が本当に起きているのでしょう?

2014040803

ときとして、自分の思考や先入観が、欲求、悩み、そして夢、
自分をありのまま観ることを邪魔します。体の自然なエネルギー
サイクルに何が起きているのか理解すれば、何かを選択し、生活の
中で現れているもの、情報処理のやり方など、多くの観察が正直に
できるでしょう。その意識があるなら、意図的な選択がより多くなり、
生活の中で行き詰まることを避けられます。

通常、人体の主なエネルギー回路は、人体正面の中心で下へと
流れ、背中の真ん中では上へと流れます。それは『水昇火降』と
呼ばれています。つまり、心臓で造られる暖かな火のエネルギーが
下へ降り、下腹部のエネルギーセンター(下丹田)から腰、更に
腎臓まで昇り、その腎臓は水のエネルギーで冷却し、頭部まで
それを送り、そこから正面を心臓まで降りて回路を完成させます。

このサイクルの各セクションは、体や人生で何かを為していく過程の
さまざまな側面と対応しています。心と体を繋げ、チャクラを開く
プロセスです。このプロセスのステップは次のとおりです。

2014040802覚醒 Awaken

肉体に心をもたらすことで始まり、それをより意識する

感性 Feel

体の感覚のすべてを感じとる

観察 Watch

感じるだけでなく、思考・ことば・行動も注視できる客観的観察者となる

受容 Accept

判断することなく、見たり感じたりした全てを受け入れる

選択 Choose

短期的、長期的、さらに生涯の目標を定める
または次のステップを選択する

行為 Act

選択したことの実現のため、実際に行動する

点検 Evaluate

行動の結果何が起きるのかを見て、自ら持っていた先入観に気づく

自分の先入観と選択を比較し、どちらに力を与え、どちらを抑えるか確認する

創造 Create

目標やビジョンをまさに実現している

ほとんどの人は、自分の体を本当には意識していません。
たいていは、病気や痛みのあるときでさえ、体の外のことに
注意を払います。エネルギーを変えること、意識を自ら創り出すことの
ためには、世界に作用する心(マインド)が肉体に繋がる必要があります。

なので、心を覚醒させ、体に意識を送る最初のステップは、体を刺激
することです。例えば、握った両手で軽く体を叩き、そうすることで体を
感じることです。これをしていると、
エネルギーは頭から胸へと楽に流れ
下って、すると何かふと思考や感情が理解できたり、また観察できたりし、
体内のエネルギーはより良くなるでしょう。

ひとたびエネルギーが流れ下って、中心のエネルギーセンターである
下丹田にいくようになると、受容することがより良く出来てきて、自分の
観察することから逃げなくなります。
全てを受け入れることができると、
より多くのエネルギーが下丹田へと流れ、1番チャクラまでいき、尾骨を
昇っていきます。すると、選択ができるようになります。自分のやりたい
ことが、優柔不断や迷いを断ち切っていくでしょう。

選択と共に、エネルギーは腎臓まで行き、すると行動する力がでます。
行動を起こし始めると、エネルギーはあらゆる流れで、背骨の一番上、
つまり脳幹へと流れようとします。

私たちはみんな、生活のなかで作ってしまった棘に入り込んだ先入観が
たくさんあります。それらは、私たちの世界に対する概念となり、それを
通して世界を観るレンズとなります。
エネルギーが流れていくと、こうした
先入観もまた、手放されていきます。つまりより明白に観察し、見える
ようになるということです。自分の選択に対して、自分の先入観を評価
(チェック)するチャンスです。その先入観は自分の願う人生に基づいて
いるのか、反対に落ち込ませることに基づかれているのか。

先入観を見定めチェックすればするほど、より多くのエネルギーが背骨を
上へと昇っていき、最終的には頭頂部に達します。百会と呼ばれる主要な
エネルギーポイント(ツボ)があるところです。また、鍼治療では20の経脈と
関わることで知られています。そこが開くと、エネルギーの流れが開きます。
同時にチャクラすべてと脳幹も開きます。
ここが開くことは、創造のパワーを得ることです。
人生の目標を実現する能力です。

生活の中で、この回路を試してみてください。
キーは、下腹部のエネルギーセンター(下丹田)です。心を込めて、そこを
叩いてみましょう。この全てのステップを通して、エネルギーが流れます。
日常生活で現れる心の中の障壁、エネルギーの留まっているところを
認識しましょう。身体とエネルギーの大きな意識を持つことで、エネルギーを
より良く管理し、人生を管理することができるようになるでしょう。

元記事はこちら

2014040804

雪の表面だけみて、その下で何が起きているかに意識がいかなければ、
土のことも植生のことも感じられません。

 

 

Comments are closed.