愛は家族から ~孝~


2014082302

前回、三つの愛 孝・忠・道 をお伝えしました。
今回は、そのうち、《孝》 についての詳述です。

漢字はとても便利な概念で、《孝》 という字を見ればすぐに、
大まかな意味を掴みますね。 今回はさらに、親子から出発して
どのように愛が育っていくのか、また飛躍していくのかについて
みてみましょう。

以下、米国Change サイトのブログより、一指 李承憲氏の記事をどうぞ!

  愛は家族から ~孝~ 
    ~ Love Starts with Family

一指 李 承憲

   2014082301 

生物学的な実の関係であれ、義理の関係であれ、家族として、養い手として、私たちの親になった人は、私たちと最初の、かつ最も大事な深い関係を築きました。

 


他の誰ともしないような契約を結んだのです。
子供たちが育って大人になり、たとえ親子の関係がどう変わろうとも、世界について最初に親から学ぶように、多くの人は親に助けられ、世話をしてもらいます。育ててくれた人は、私たちの心や人格に数え切れないほどの方向づけをして、影響を与えてきました。
私たちが親から最初に学ぶこと、それが愛です。

親からの愛があればこそ私たちは愛という存在を信じ、その結果として自分自身を愛し始め、その愛を親へと拡げます。家族、特に親への愛は、そこから別の愛へと成長・発展する、人への愛の基本です。そして、私たちは愛で始まる存在だから、
人は愛に生まれる、そう私は信じます。
私たちは愛のうちに誕生し、そして愛で家族をつくり、愛で出産します。私たちは、愛を信頼します。そうすることによって、本当の自分自身を発見できるのです。

それから、家族と家庭は、心・体・魂の成長をお互いに助け合う、人生の最初のトレーニング場となります。孝(-韓国語でHyo、親孝行しながら表れる家族への愛)の実習をすることによって、助け合うことになります。孝行して、親を尊敬し、言うことを聞き、支えることになっていきます。

それは、人間の美徳のうち最高のものでしょう。
2014082305


荘子(紀元前四世紀ごろ中国で

実在した高名な哲学者) 曰く、
「尊敬から親孝行することは易しく、
愛で親孝行することは難しい。」 

この言葉は、《孝》 が、真実かつ
慈善の心から来なければならない
という本質を反映しています。それは本物の、無条件に愛する心から来る精神的な一体感と感謝の表現なのです。


韓国では、《孝》 
が百の振る舞いの元であり、万に及ぶ学習の基盤であると言われます。家族は、良い人格への発展と実習のための最も基本的な単位で、そこで共感・正直・誠実・感情移入・感謝・愛などを最初に学ぶ必要があります。子供が親にする親孝行、その実践の基盤から、多くのことへと飛躍するかもしれません。例えば兄弟愛・友好関係・友情・愛情・とても親密な交際など。

それこそ家族の価値です。みんなが家族との、特に親との愛に満ちた礼儀正しい関係を築いていくことです。たとえ心でそうするしかない状況だとしても。
そしてもし家庭を持つことを選択したのなら、そのような家庭を築きましょう。良きパートナーを選び、自らがして欲しかったように子供たちに接します。言い換えるなら、何かを決めるとき、家族を愛する大切さを心に留めておくことが、自分自身の成長と、周囲の人々や社会の成長にとっても大事なことなのです。

     2014082303 

元記事はこちら



ご両親から離れて暮らしていらっしゃる方、今日あたり
お電話か、さもなければ心のエネルギーで、愛情を送ってみませんか?

2014082304

 

 

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