エネルギーの流れを保つ5つのハーブ


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前回は、よく眠るためのTIPs『より良い健康のために 自然な深い眠り』
をお届けしまししたが、そのなかでハーブを利用して、良く眠れるように
する、という内容もありました。

今回は、そのハーブで、私たちの体を元気にさせることをお伝えします。

体は私たちが管理する物体、動物ですが、体を活かすも殺すも、管理者である
私たちのマインド次第です。

自分を深く愛する心で体を活かそうとすれば、身の回りに、見落としがちな
体の健康にとても良い多くの自然食品やスパイスがあることに気付くもの
かもしれませんね。

ハーブは、身の回りにあって、しばしば雑草として元気に、勝手に生えてますね。
パワフルな生命力を持つ植物が、心身もパワフルにして、人生を豊かに創造する
チカラを整えていこうとします。

以下、米国Change のウェルネスガイドより、エネルギーを元気に保つための
ハーブのご紹介です。

エネルギーの流れを保つ5つのハーブ
  5 Herbs to Keep Your Energy Flowing

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強く自由に流れるエネルギー、それが全体的な健康にはとても大事です。
体が、強い循環力、呼吸、消化システムを持つことはできますが、しかしエネルギーの流れが停まったり、逆にあり過ぎて詰まってしまうとき、病気や苦痛、また感情的に不安定なことが結果として表れます。

たとえば、肺の経絡が流れない人は、胸の痛みがあったり気管支炎が頻発するかもしれません。病気の症状を治療すれば安心でしょうけれども、症状によっては、流れない原因の障害物に対処して肺経絡を開くことの方がより効果的で、改善された状態が長続きする近道になることもあります。

そして、太極拳やボディタッピング(タッピングヨガ・全身叩き)のような経絡を開くためのエクササイズは、気エネルギーの感覚を高めるのに役立ちます。さらにまたハーブは、肉体の循環と新陳代謝に役立つのと同様に、気の動きをサポートして改善する助けになります。

次の五つのハーブもまた、経絡を開くためのエクササイズ同様、気エネルギーを蓄えたり、循環させたり、増やしていったりして、活気を高めます。


ヨモギ

ヨモギは、シダ類に似た葉っぱの、ヒナギク科の小さな植物です。ヨモギ茶にして飲めば、固く結合してしまった筋肉や神経の組織を分離させて再編することに役立ちます。また、マッサージや他のボディワークによるセラピーにも助けとなるでしょう。

何世紀もの間、東洋医学では骨盤まわりと子宮の血液循環を良くするために、この植物が使われてきました。それもまた気の流れの強化に、相乗作用で働きます。
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またヨモギは、お灸に使われます。乾燥した葉―もぐさは、鍼治療などのとき、ツボを暖めるために直接肌の上に置いたり少し浮かせたりして燃焼させます。


ゲンゲ属

ゲンゲ属は豆科に属する小さな植物です。ゲンゲ属の根は、消化と関節(特にひざ)を助けます。流れが滞ることは、痛みやむくみを引き起こしたり、さらには肉体的な動きの幅だけでなくエネルギーの感覚にも妨げになって、無気力になることもあります。収斂薬や利尿剤として、ゲンゲ属は腫れた組織から体液を抜いたり、水分の循環を促進させたりして、体液の代謝を調節します。

また、ゲンゲ属の植物はアダプトゲン(心身の抗ストレスになる天然のハーブの総称)です。体をストレスに適応(アダプト)させ、ストレス時の病いを追い払って体のシステムを整えることに役立つ、という意味です。
伝統的な東洋医学では、エネルギーを高める滋養強壮剤としても使われてきました。


シナモン

シナモンの樹皮が原材料で、スパイスとしても医薬としても長い歴史があります。シナモンのエッセンシャルオイルは、良質の抗凝固薬になる化合物を含んでいます。抗菌・抗真菌の特性があり、特にカンジダ菌や酵母菌には良く働きます。そして、血糖値の調節の役目もします。
シナモンには、その血糖の管理から性的な機能のコントロールまで、色々な循環機能にとても役立つという特徴があります。

シナモンはまた、食後に胃が空っぽになる時間を遅くして、食欲をコントロールできるようにし、血糖値を減らします。さらには糖尿病の人々に、インシュリン反応を改善させるかもしれません。


ターメリック

ターメリックは、体の真のヒーローとして人気と尊敬を得ています。免疫システムの増強から抗炎症薬への酸化防止剤まで、ターメリックの恩恵は驚くほどです。

ターメリックは、インドカレーの主要スパイスで、明るい黄色の豊かな香りを持つパウダーは、ターメリックという植物の塊根から作られます。ショウガ科の植物のひとつです。主な健康成分はクルクミンと呼ばれ、黄色やオレンジの着色料になります。
クルクミン化合物は免疫システムを促進させ、健全な骨や関節の維持・消化を助けます。関節炎などの炎症には特に効果的です。コレステロール値を健康的な数値に保つことにも役立ち、血液と肝機能の健全な働きも促します。


サンザシ

傷心のときのハーブさえ存在します。傷つくことで心を閉ざすことは、肉体の病気と同じようにエネルギーの循環に影響を与えます。悲しいときは免疫システムをサポートすることが重要で、消化力を強く保ち十分に寝てください。
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サンザシ・ベリー(山査子の実)はバラ科の、
棘の多いサンザシの木になります。

悲嘆には、辛い別れから愛する人の死まで、誰もが経験するかもしれないあらゆる喪失がありますが、サンザシ・ベリー、ニワトコの実カノコソウスカルキャップなどのハーブは、悲嘆のストレスで危うくなりがちな免疫システムを穏やかに補ってくれます。

チンキ剤、お茶、食事のときの薬味として、こうしたハーブを使いましょう。きっと、新しい感覚が開いたり、良く眠れたり、消化が良くなったり、生命力が強くなったりするでしょう。

これは医学的な診断ではありませんので、実践するときはかかりつけの医師や該当の医療機関にご相談ください。

by Kim Steffgen
元記事はこちら

 

 

 

 

 

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