映画『CHANGE』の続編を製作中のスタッフによる
進行形のエピソード第9回目。 (これまでの内容は記事カテゴリから)
しばしば迷信だの古臭いだのといった言葉で片付けられ、
科学で実証できることを優先して学んできた私たち。
ですが、科学自身が、光が曲がる、時間が遅く進む、といった
不可思議な領域まで来ると、これまで放置していた古来の知恵が
俄然脚光を浴びてきています。
実証できないけど、何か効果的だ、という時代の流れから、
だんだんと知恵を実証できる時代の流れになってきています。
瞑想や呼吸は、神経ネットワークに効果的な作用がある、
ということを、専門家が断言する、それもまた科学の新しい
チェンジ!の一側面ですね。
『CHANGE』は、旅…
イルチブレインヨガのような瞑想と呼吸のトレーニングによる
効果については、とても多く語られています。
しかし、実証されているでしょうか?
実証があるのでしょうか?
私たちは、知りたかった。
その2つの質問に答えられる男性と話すために、
荷造りをしてシカゴに向かいました。
ダン・パーベル医師は、患者を癒やすことに熱心な方です。
なので、心が開いていて、とても柔軟です。
僕は、彼に会ってすぐに気がついたことが幾つかありました。
彼はがっちりと握手し、また声は素晴らしく、巧みなユーモアセンスがあり、
そして、彼の目から微笑みがなくなることは決してありませんでした。
パーベル医師は30年にわたり学術的核医学に携わり、1993年以降、
ブレインスペクトSPECT(単一光子放射断層撮影)を研究しました。
(SPECT の別名:ブレインピクチャー Pictures of the brain)
1996年には、メリーランド州にある神経科学の国立衛生研究所で、
脳画像処理と臨床神経科学の専門知識を深めるため、一年間の
サバティカル(研究のための有給休暇)をとりました。
1998年は、行動、感情、性格、発達などの障害、変性疾患を含む
複雑な症状の患者を診断するとき、ブレインスペクトの応用に焦点を
当てて、彼のキャリアに一点を記しました。
彼は、神経精神病学的な障害を持つ子供から大人までの患者に、
より良い個別対応をする治療を施していくため、
精神科医や神経精神病学者たちと連携しながら働きます。
この短い映像の中で、神経システムが日常生活で出会う緊張と
その神経システムのバランスをとるため、イルチブレインヨガと
瞑想の効果について、パーベル医師は話します。
(※ インタビュー内容 一部 )
それで、神経ネットワークについて学べば学ぶほど、
瞑想のように、なぜ本当に特定の種類の活動が
(影響を与えるのか)明らかになるということです。
また、イルチブレインヨガや振動・呼吸は、この神経ネットワークに
有益な影響を及ぼしています。
さもなければ、正反対の不健康な部分、雑念、ストレス、
暴力が、衝突します。ネットワークの均衡を保つために
自分で何もしない、ということです。
ディラン・マーシャル Dylan Marshall (『CHANGE』編集・撮影スタッフ)
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